【2024年最新】目に優しいカラコン♡高含水・低含水カラコン特集

含水率は、ソフトコンタクトレンズの水分量の割合を「%」で示した値です。

含水率が50%以上を「高含水レンズ」といい、含水率が50%以下を「低含水レンズ」といいます。

含水率は、カラコンのつけ心地や目の健康を左右する指標です。 自身の目を合っていない含水率のカラコンをつけると目が乾燥したり、目に傷がついたりします。カラコンの含水率は、パッケージに記載されているため、自身の目に合ったカラコンを選びましょう。ただし、ハードコンタクトレンズのカラコンは、水分を含まないため、含水率の表示はありません。

含水率が合わないカラコンを使用すると以下のような症状が起きます。

■ ドライアイになる
■ 目の角膜に傷がつく
■ 目の病気に発展する可能性がある

ここでは、それぞれについて詳しく解説します。

ドライアイになる

自身の目の状態に合わない高含水レンズのカラコンを使用すると、ドライアイになる可能性が高まります。高含水レンズは、涙を吸収しやすいというのが特徴です。そのため、涙の量が少ない人が高含水レンズのカラコンを使用すると、その涙を吸収しドライアイを引き起こしやすくなります。

高含水レンズのカラコンを使用した際に目が乾くと感じた人は、低含水レンズを使用しましょう。

目の角膜に傷がつく

自身の目の状態に合わないカラコンを使用すると目の角膜に傷がつく可能性があります。これは、乾燥したカラコンが目の表面でズレてしまい目に刺激を与えるためです。

たとえば、自身の目の状態と含水率が合わないカラコンを使い続けてドライアイになると、まばたきにより目とカラコンの間で摩擦が起こり、目の角膜に傷がつきやすくなります。目の角膜に傷がつくと完治するまでカラコンを使えないため、自身の目の状態を気にしながら含水率が合わない場合は、すぐに対処しましょう。

眼病に発展する可能性がある

自身の目の状態に合わないカラコンの使用を続けると、眼病に発展する危険性があります。眼病の原因の多くは、カラコンの使用によって起きた目の乾燥や傷などです。

たとえば、カラコンによってできた角膜の傷が深いところまで達すると、角膜穿孔や角膜潰瘍などを引き起こす可能性が高まります。さらに、その傷にカビや細菌などが繁殖すると、緑膿菌角膜潰瘍に発展する可能性もあります。最悪のケースでは、失明する恐れもあるため、自身の目に合うカラコンを使用しましょう。

高含水レンズのカラコンは、酸素を通しやすく、うるおい感があるのがメリットです。一方で、目が乾きやすく、低含水レンズと比較して汚れやすいというデメリットもあります。高含水レンズのメリット・デメリットについて詳しく見ていきましょう。

高含水レンズのメリット

高含水レンズのカラコンは、つけた状態でも目に酸素が通りやすいのがメリットです。目に酸素が足りないと、角膜に傷がつきやすくなります。高含水レンズは、カラコンをつけた状態でも目に酸素が通りやすいため、こうした目への負担が軽減されるでしょう。

また、高含水レンズは水分量が多くうるおい感があるのもメリットの一つです。うるおい感があることで、つけ心地がよくすぐに目になじみます。特に初めてカラコンを使用する人にとっては、高含水レンズのカラコンは重宝されるでしょう。

高含水レンズのデメリット

高含水レンズのカラコンをつけることで、目が乾燥しやすくなるのがデメリットです。これは、レンズに含まれた水分が蒸発し、それを補うため涙を吸収するからです。

また、高含水レンズの素材には、イオン性のものが使われることが多く、イオン性の素材はたんぱく質汚れがつきやすいという特徴があります。カラコンについたたんぱく質汚れは、細菌を繁殖させる恐れがあり、アレルギー反応を引き起こす可能性があります。 ただし、高含水レンズのなかには、非イオン性のカラコンもあるため、心配な人は非イオン性の高含水レンズを選ぶとよいでしょう。

低含水レンズのカラコンは、目が乾きにくく、汚れにくいのがメリットです。一方で、酸素を通しにくかったり、うるおい感が少なかったりなどのデメリットもあります。低含水レンズのメリット・デメリットについて詳しく見ていきましょう。

低含水レンズのメリット

低含水レンズは、つけた状態でも目が乾きにくいのがメリットです。低含水レンズに含まれる水分量はもともと少ないため、蒸発する水分量も少なくなります。そのため、レンズが涙を吸収する量も少なく、目が乾燥しにくくなるという仕組みです。

また、低含水レンズはイオン性の素材を使用していません。そのため、たんぱく質汚れを引きつけず、視界がクリアになるのもメリットの一つです。

低含水レンズのデメリット

低含水レンズは、目に酸素を通しにくいというのがデメリットです。目の酸素が足りず、角膜に傷がついたり、充血したりといったトラブルが起こる可能性があります。

また、低含水レンズに含まれる水分量は少なく、うるおいをあまり感じられません。そのため、つけ心地がよくないと感じる人もいるでしょう。

高含水レンズがおすすめな人の特徴は以下の通りです。

■ 長時間カラコンを使用しない
■ 目の水分や涙の量が多い
■ カラコン初心者

高含水レンズのカラコンは、目が乾きやすいという特徴があるため、長時間カラコンを使用しない人や、目の水分・涙の量が多い人などにおすすめです。

また、高含水レンズのカラコンは、つけ心地がよいという特徴もあるため、カラコンを初めてつける人にもおすすめです。ただし、高含水レンズのカラコンが自身の目に合わない場合は、低含水レンズのカラコンに変更しましょう。

低含水レンズのカラコンがおすすめな人の特徴は以下の通りです。

■ 長時間カラコンを使用する
■ 目の水分や涙の量が少ない
■ ドライアイ

低含水レンズのカラコンは、高含水レンズと比較して目が乾きにくいという特徴があります。そのため、長時間カラコンをつける人や、目の水分・涙の量が少ない人などにおすすめです。また、もともとドライアイの人には特に低含水レンズのカラコンをおすすめします。