カラコンの度数とは?視力との違いや調べ方をご紹介
度ありカラコンも正しく使用して安全に楽しもう
初めてカラコンを選ぶ際、度数の概要や視力との違いについて疑問を持つ人もいるのではないでしょうか。また、自分に合ったカラコンの度数をどうやって見つければいいのか迷っている人も多いでしょう。この記事では、カラコンの度数が何を意味するのかを紹介した上で、普段の視力とどのように異なるのかについて解説します。さらに、自分の度数を正確に知る方法や度ありカラコンを使用する際の注意点についても紹介しますので、度ありカラコンを安全に楽しみたい人はこの記事を参考にしてください。
このページの目次
カラコンの「度数」とは?
カラコンを選ぶ際、見た目だけでなく、度数にも注目することが大切です。
度数とは、目の視力矯正に必要な力を示す数値であり、自分に合ったカラコンを見つけるための重要な指標となります。
まずは、カラコンの度数に関する基本情報と近視度数の分類について見ていきましょう。
カラコンの度数の基本
カラコンの度数は、目の焦点を正確に合わせるために必要な矯正力を数値化したものです。この数値は「ディオプター(D)」という単位で表されます。度数に付される「+(プラス)」と「ー(マイナス)」の記号によって、それぞれ遠視用と近視用のカラコンを区別することが可能です。
「+」が付いた数値は遠視の矯正に用いられ、数値が大きくなるほど遠視の度合いが強いことを示している一方で、「-」が付いた数値は近視の矯正に使用され、数値が大きいほど近視の度合いが強いことを意味します。
度なしカラコンの場合は「±0」と表記され、視力矯正の機能がないことを示しています。カラコンを選ぶ際には、度数を正確に理解し、自身の目の状態に適した選択をすることが大切です。
近視度数の分類
近視用カラコンの度数には、その強さに応じて軽度、中等度、強度の3つの分類が存在します。
■-3.00D以下:軽度近視
■-3.00D～-6.00D:中等度近視
■-6.00D以上:強度近視
-3.00D以下の度数は軽度近視とされ、日常生活における視力の不便を感じにくいレベルです。-3.00Dから-6.00D以下の範囲は中等度近視に分類され、この段階で日常生活において視力の不便を感じやすくなります。-6.00Dを超える度数は強度近視とされ、強力な視力矯正が必要となるでしょう。
近視の度合いに応じて適切なカラコンを選ぶことはもちろん、視力の変化に合わせて定期的に眼科を受診し、カラコンの度数を調整することが視力を守る上で非常に大切です。
カラコンの度数と視力の違い
カラコンを選ぶ際は、度数と視力の違いを理解することが大切です。
ここでは、カラコンの度数と視力の違いに違いについて見ていきましょう。
度数と視力は別の指標
■度数:視力の補正に必要なレンズの矯正力を数値化したもの
■視力:目が物体の細かい部分をどれだけ正確に識別できるかを示す指標
度数は、視力の補正に必要なレンズの曲率度合いを数値化したものであり、目の焦点を合わせるために必要な矯正力を指す指標です。前述のとおり「ディオプター(D)」という単位で表し、「+(プラス)」と「(ー(マイナス)」の記号が遠視用と近視用の矯正力を示します。
一方で、視力は、目が物体の細かい部分をどれだけ正確に識別できるかを示す指標です。視力は、ランドルト環と呼ばれるC型の記号を用いた検査によって測定され、結果は「1.0」「0.8」などの数値で表されます。この数値が高ければ高いほど、視力が良好であることを意味しています。
視力と度数の関係
度数と視力の関係は、よくカメラレンズとカメラ本体のように例えられます。
そもそも人間の眼は、カメラのように機能しており、眼内の水晶体がレンズの役割を果たし、物体からの光を網膜に集めて像を結び、脳が物体として認識します。
視力が正常な人は、適切なレンズを装着したカメラのように鮮明な視界となりますが、近視や遠視の人は焦点が合っていないカメラと同様に、ぼやけた像しか視界に捉えられません。
要するに、度数入りのメガネやコンタクトレンズは、カメラレンズと同様、視力を補正する用のレンズとして機能を果たします。適切な度数のレンズを装着することで、眼の水晶体における焦点調節をサポートし、鮮明な像を網膜に結ぶことが可能です。
度数は視力の調整役となるため、適切な度数を選ぶことで、カメラにピントの合ったレンズを装着するようにより鮮明な視界を得られるようになります。
カラコンの度数の調べ方
自分の眼に最適なカラコンを見つけるには、正確な度数を知ることが必要です。また、カラコンの度数の確認方法も知っておく必要もあるでしょう。
ここでは、自分に合う度数の調べ方やカラコンの度数の確認方法について解説します。
自分に合う度数の調べ方
カラコンの度数を正確に知るための最適な方法は、眼科を受診することです。
視力の数値だけでは自分に適したカラコンの度数を特定することは難しく、視力以外にも近視や遠視などの眼の特性を総合的に考慮する必要があるためです。
また、カラコンを快適に使用するためには、ベースカーブ(BC)などのレンズのフィット感に関わる情報も重要です。
ベースカーブはレンズの内面のカーブの度合いを表す数値で、眼科で角膜の湾曲度を測定してもらうことで、自分の眼に合ったカラコンが分かるようになります。
さらに、眼に異常がある場合も眼科で適切な処置を受けられるため、度数を確認するときは専門医の診断を受けることが先決です。
カラコンの度数の確認方法
カラコンの度数は、製品のパッケージで確認できます。
基本的にパッケージの外側に度数の記載があり、レンズ直径(DIA)などとともに記載されているケースが多いです。
度数展開はメーカーやブランドによって異なりますが、一般的には近視用カラコンの選択肢が豊富に用意されています。
度ありカラコンを使用するときの注意点
カラコンを選ぶにあたって自分の目に最適な度数を見つけることは、快適さや眼の健康を保つ上で欠かせません。
ここでは、度ありカラコンを使用する際に注意するべきポイントについて見ていきましょう。
度数の合わないカラコンの使用は健康を損ねるリスクがある
度数の合わないカラコンを使用した場合、眼に過度な負担がかかります。
場合によっては眼精疲労や眼の充血、頭痛、めまい、吐き気、肩こりなどの症状を引き起こすことも少なくありません。ピント調整のための筋肉を過剰に使うことで、視力低下の進行を早める恐れもあります。
目の健康を守るためにも、カラコンを選ぶ際はデザインやカラーだけでなく、正確な度数を選ぶことを心がけましょう。
眼鏡とカラコンの度数には違いがある
眼鏡とカラコンはいずれも視力を矯正するアイテムですが、矯正に必要な度数は異なります。これは眼鏡装着時とカラコン装用時の角膜とレンズの距離が異なるためです。
具体的には、眼鏡は角膜とレンズの距離が離れていますが、カラコンは角膜とレンズが密着しているため、度数が異なるのです。
一般的な近視用の凹レンズでは、角膜とレンズとの距離が離れるほど度数が弱くなり、近くなるほど度数が高くなります。つまり、眼鏡はカラコンよりも強い度数を用いるケースが多くなります。
カラコンとクリアコンタクトレンズの見え方が異なる可能性がある
カラコンと一般的なコンタクトレンズでは眼の矯正に必要な度数が同じであることが多いですが、装用感や見え方に違いが出ることがあります。そのため、カラコンに切り替える際は、再度眼科医による検査を受けることが推奨されています。
理由として、カラコンは通常のコンタクトレンズに着色加工が施されているため、レンズ自体の構造や材質が異なる場合があるためです。
この違いが、装用感の変化や視覚への影響を及ぼす可能性があります。そのため、医師による適切な処方と指導のもと、目の状態をよく確認してからカラコンを使用することが重要です。
カラコンの度数範囲はメーカーごとに異なる
カラコンの度数の範囲は、メーカーによってさまざまです。
ほとんどのメーカーは、近視用カラコンを中心に、度なしの±0から始まり、0.25Dごとに細かく設定された製品をラインナップしています。
しかし、乱視用のソフトレンズに関しては高度な製造技術を要するため、扱っているメーカーが限られており、選べる度数範囲はそれほど多くありません。また、近視用のカラコンでも、ソフトレンズの場合は「-10.00D」を超える度数のものは少ないため、必要な度数がこの範囲を超える場合は、事前にメーカーの在庫状況を確認することが大切です。
さいごに
いかがでしたか?度数とは、目の焦点を正確に合わせるための矯正力を数値化したものです。
適切な度数のカラコンを選ぶことで、眼に過度な負担をかけず、快適で健康的な装用を実現することができます。
逆にもし度数の合わないカラコンを使うと、眼精疲労や頭痛などの症状が現れる可能性があります。
自分に合ったカラコンを選ぶためには、専門医の診断を受け、自分に適した度数を選択することが大切です。
正しい知識と自分にあった度数を知って、いろんなカラコンを安全に楽しみましょう。
その他おすすめカラコン特集
日本最大級のカラコン通販サイト「モアコンタクト」について
私たち「モアコンタクト(モアコン)」は、カラーコンタクトの商品取り扱い点数が国内最大級のカラコン通販サイトです。取り扱っているカラコンは全て国内の承認を得た安全なカラーコンタクトのみです。ロングセラーの有名人気ブランドや、芸能人がイメージモデルの話題のカラコンも取り扱っています。1品のみでも送料無料で発送、在庫保有商品は毎日16時までの注文で即日発送も行っています♪
