目の酸素不足に要注意!「美瞳」に求められるカラコンの使い方
目の酸素不足に要注意!
「美瞳」に求められるカラコンの使い方

カラコンを映えさせるためには潤いのある「美瞳」がポイント!
目元を華やかにするために使用するカラコンですが、目が充血していたり乾燥していたりすると、せっかくのアイメイクも台無しになるでしょう。特に目の酸素不足は、充血や目の乾燥だけではなく、眼障害を引き起こすリスクもあるため十分気をつけなければなりません。そこで今回は、カラコンが映える「美瞳」になるために注意しておきたい「目の酸素不足」についてご紹介します。酸素不足の危険性や解消法、予防法を確認して潤いのある美しい目にしましょう。
美瞳になるには目の酸素不足を解消することが必要
目に酸素不足になると、アイメイクが映えないどころか、周囲に疲れた印象を与えてしまいます。そのため、多くの女性が憧れる「美瞳」を手に入れるためには、目の酸素不足を解消することが必要です。
美瞳に必要な条件は「酸素」と「潤い」
美瞳を手に入れるためには、目の「酸素」と「潤い」が必要条件です。「酸素」は目の健康を保つため、「潤い」は目元を美しく仕上げるために必要となります。この2つの条件が揃わなければ、目のトラブルだけでなく見た目にも影響してきます。
カラコンによる目の酸素不足が増加している
カラコンが身近な存在になり使用者が増えたことから、目の酸素不足などの眼障害を生じている人が増加しています。最近ではカラコンを使用する10人に1人が眼障害であるといわれており、その原因は間違ったカラコンの使用方法にあるようです。ここで、どのような使用方法が目に影響を与えるのか、見てみましょう。
カラコンを長時間装用している
カラコンの使用時間を守らずに長時間装用することによって、レンズが目を覆う時間が長くなり目に酸素がいきわたらなくなってしまいます。それによって酸素不足になり目に大きな負担がかかります。
レンズが汚れている
タンパク質や脂肪などの涙液成分による汚れや化粧品、ホコリによってレンズに汚れが蓄積してしまいます。その汚れたままのレンズが摩擦することによって目に傷がつき、結果的に酸素不足につながる可能性があります。
酸素透過率が低いレンズを使用している
カラコンは、種類によって酸素透過率(DK/L値)が異なります。目の酸素不足は、酸素透過率が低い(酸素を通しづらい)レンズタイプのカラコンを使用することが原因になることもあります。
目の酸素不足による眼障害のリスク

角膜は、涙液を介して吸気中の酸素を取り入れています。しかし、その角膜をカラコンで覆うことによって、目に酸素がいきわたらなくなってしまうのです。目を覆う部分が広範囲であるほど、酸素不足の影響を受けます。
カラコンによる目の酸素不足のトラブルとは
酸素不足の目は傷が尽きやすい状態なので、さまざまなトラブルの原因になってしまいます。ここからは、目の酸素によるトラブルや眼障害のリスクについてご紹介します。
充血
目の酸素不足によって、白目の表面にある毛細血管がふくらみ、白目全体が赤く充血します。充血は目の不快感はもちろんのこと、周囲の方から「疲れている?」と心配されてしまうなど、見た目にも悪影響を与えてしまいます。
目の乾燥
目の酸素が不足することで、目が乾きやすくなります。目が乾燥することで、カラコン装用時の違和感や角膜に傷がつきやすくなってしまうため注意が必要です。
眼精疲労
目の酸素不足が続くと、ゴロゴロしたり痛みが出たりすることもあり、目に大きな負担をかけてしまいます。それによって眼精疲労を引き起こしてしまい、場合によっては頭痛や肩こりの原因になることもあります。
目の酸素不足が続くと眼障害にかかるリスクが高くなる
目の酸素不足によるトラブルが悪化すると、ドライアイや角膜浸潤(かくまくしんじゅん)・角膜潰瘍(かくまくかいよう)などの眼障害にかかるリスクが高くなります。また、これらの眼障害を放置すると、最悪失明してしまうこともあるため、注意が必要です。
カラコンで失明するのは本当?失明のリスクと目を守る4つのポイント
酸素不足を解消するために必要な4つのこと

目の酸素不足を解消するためには、カラコンの使い方やお手入れ、目の健康管理などさまざまな対策が必要です。ここでは、カラコンを使いながら目の酸素不足の解消をするために必要なポイントを4つ、ご紹介します。
1.カラコンの装用時間を守ること
カラコンに慣れるまでの期間には個人差があるため、目の状態にあわせて装用時間が異なります。装用時間が長くなるほど目の酸素不足の原因になるため、眼科医の指示に従って装用することが大切です。
2.レンズのお手入れをすること
レンズに汚れが目の酸素不足の原因となるため、毎日の正しいお手入れが大切になります。「丁寧にこすり洗いをすること」「清潔な手でお手入れをすること」がポイントです。下記のページでは、カラコンの正しいお手入れ方法をご紹介しているので、参考にしてみてください。
使用前にチェック!カラコンを清潔に保つための正しいお手入れ方法
3.目薬で目の潤いを保つ
目の酸素不足を解消するためには、目の潤いを保つことが大切です。コンタクト用の目薬を使用して、目への負担を軽減してあげましょう。目薬の選び方や正しい使い方については、下記のページでご紹介しているので、参考にしてみてください。
知っておこう!カラコン装用時に使ってはいけない目薬と正しい選び方
4.目に異常があれば眼科へすぐに受診すること
カラコン使用中、または使用後に目に違和感や痛みが出たときには、早めに眼科を受診するようにしましょう。目の異常をそのまま放置しておくと眼障害を引き起こす恐れがあります。違和感や痛みがなくても、3ヶ月に1回を目安に定期検診を受けることをおすすめします。
カラコンを使用するなら眼科に行こう!眼科に行く必要性と受診方法
プラスアルファの対策で酸素不足を予防する
カラコンの選び方を工夫することによって、目の酸素不足を予防することが可能です。ここでは、カラコンの選びに関わる酸素透過率について、ご紹介します。
酸素透過率の高いカラコンがおすすめ!
カラコンには、酸素透過率という数値があります。この酸素透過率が高いほど目に優しいカラコンとなります。そこで、酸素透過率について詳しくご紹介します。
酸素透過率とはなにか?
参加透過率とは、酸素透過係数(レンズがどれだけの酸素を通すかの値)をコンタクトの厚みで割った数値のことです。この酸素透過率の数値でカラコンを装用したときに、目にどれだけの酸素を通すことができうるのかがわかります。
酸素透過率が高いカラコンの特徴

カラコンに使用されるソフトレンズは、涙を介して酸素を瞳に届けてくれる構造です。そのため、酸素が素材に溶け込みやすくレンズの中を移動しやすい素材ほど、酸素透過率が高くなります。
新タイプ・シリコーンハイドロゲルのレンズに注目
最近、ソフトレンズのように柔らかい素材ながら、ハードレンズに近い酸素透過性をもつ「シリコーンハイドロゲル」という素材が注目を集めています。また、シリコーンハイドロゲルは、含水率が低いためカラコン装用中に目が乾燥しにくい素材です。
カラコンを正しく使って目に酸素を取り入れよう

カラコンの長時間装用や汚れのついたレンズを使用するなど、カラコン使用方法を間違えると、目の酸素不足の原因になってしまいます。目が酸素不足になると、充血や目の乾燥だけでなく、眼障害を引き起こすリスクもあるので注意が必要でしょう。
「装用時間を守る」「レンズのお手入れをする」など基本的な使用方法ができていれば目の酸素不足を防ぐことができます。また、酸素透過率の高いレンズを選ぶことによってでも酸素不足を予防できるため、美瞳を手に入れるためにも目に酸素を取り入れるようにしましょう。